2021-11-27から1日間の記事一覧

京都市京セラ美術館 1933 前田健二郎

リノベーションされてから初めて訪れる機会を得ました。デザインは和洋折衷+幾何学(アール・デコまたはライト風)、帝冠様式に分類されることが多いようです。日本の伝統意匠と近代的な建築の融合は、戦中の資材統制や、戦後に帝国主義の象徴のような扱いを…

東京都慰霊堂 1930 伊藤忠太

バランスが面白いと思いませんか?巨大すぎる唐破風、唐破風に対して幅が狭く奥に長い本体、突然の石垣風壁面と上部の三重塔。近づいた時の大きさと、異様さに圧倒されます。設計者のバランスが欠いているかといえば、そうではありません。一橋大学(1927)は…