EZRと改変Rによる多重比較検定
EZRと改変Rによる多重比較検定
こちらの本を参考に多重比較検定をやっていこうと思います。
今回の例
例)濃度の異なるうま味溶液の官能評価を統計解析する。
サンプル:水(コントロール)
低濃度グルタミン酸溶液
高濃度グルタミン酸溶液
官能評価法:Visual Analogue Scale(VAS、間隔10cm)
統計解析ソフト:改変Rコマンダー(弘前大学医学部保健学科からダウンロード)
◆多重比較検定の流れ
・シャピロ・ウィルク検定 (Shapiro-Wilk test)
正規性検定:帰無仮説「データが正規母集団に由来する」
→改変Rを使用
↓
・ウィルコクソンの符号付き順位検定(符号付き順位和検定,Wilcoxon signed-rank test)
・Holmの補正(修正)
→EZRを使用
1.改変Rコマンダーによる正規性検定
1-1. 改変Rの起動
改変Rコマンダーのファイル→ファイル「bin」→Rgui
1-2. データの取り込み
データをコピー →「データ」 →「データのインポート」 →「ファイルまたはクリックボード、URLから」 →「OK」
1-3. 正規性検定
「統計量」→「要約」→「シャピローウィルクの正規性の検定」→検定をする対象を選ぶ
Rコマンダーの出力ウィンドウに結果が表示される。
- 多重比較検定
2-1. データの取り込み
2-1-1. データ(Excel)をcsvファイルとして保存。
2-1-2. EZRを起動
Rコマンダーの「ファイル」 →「データのインポート」 →「ファイルまたはクリックボード、URLからテキストデータを読み込む」 →「OK」 →csvファイルを選ぶ
2-2. 多重比較検定
「統計検定」 →「ノンパラメトリック検定」 →「対応のある3郡以上の間の比較(Friedman検定*)」 →比較したいサンプルを選ぶ →2郡ずつの比較(Holmの多重比較) →「OK」
*「Friedman検定」とあるがWilcoxon signed rank testを実行してくれる。
Rコマンダーの出力(下の窓)に結果が表示される
以下2冊も参考になります。